2013年から新型出生前診断NIPTが受けられるようになり、漫画・ドラマ「コウノドリ」の中でも扱われていて妊娠前から気になっていた出生前診断。どうするかとても悩んだし、今でもそれが良い選択だったかどうか分からないもやもやがあるので、考えたことをまとめておきたいと思います。
病院からの出生前診断についての案内
私自身は35歳未満での妊娠でしたので、高齢出産ではありません。
夫がかなり年上で50歳近く、なかなか授からなかったこともあって、妊娠前から出生前診断が気にかかっていました。
病院から出生前診断について、特に説明はありませんでした。
12週の時に、次の16週からの検診の内容が書かれた紙を渡され、
そこに「出生前診断をご希望の方は15週までに医師へ」ということと
クアトロ検査(3万円、院内で)、羊水検査(12~15万円、院外で)と記載があり、
妊娠中に行う検査の項目説明の中に「希望者のみ・有料・15週頃までに医師へ申し込み」が必要な検査として説明が書かれているだけでした。
妊娠前と妊娠後の気持ちの変化
妊娠前には出生前診断を受けておきたいという気持ちでしたが、妊娠後、まずなかなか授からなかったところに生理が遅れ、妊娠検査薬が陽性だった時の嬉しさ、それでも安心できず、初めての受診・・・そこにさらに出血があってもうだめかもと泣くことになった経緯、心拍が確認できたこと、出血が止まったこと。そして始まった悪阻の苦しみ。出生前診断ができるようになる妊娠10週頃までの間にこれほどまでにいろいろなことがあるとは知りませんでした。妊娠10週だったら重い病気が分かった場合、最悪、産まないという選択ができるのではないかと思っていました。奇跡的に受精した卵子と精子、何とか流れずに着床してくれた受精卵、確認できた心拍、まだ形はよく分からないけど、見る度に大きくなっていくエコーの写真、これらに10週の間、実質分かって7週くらいの間に、こんなに愛着が湧いていることに驚きました。
悪阻も1日1日が辛く、その辛さを乗り越えてきた数週間、これを自分から諦める選択をするというのはもうどうしても考えられなくなっていました。
出生前診断の迷う点
出生前診断の迷う点として、クアトロ検査やNIPTは確率しか分からないこと、陽性だった場合には羊水検査を受けることになりますが、羊水検査は流産になる可能性があることが1つです。
それから安くない検査費用。気軽すぎても困るのだと思いますが、検査費用がそれなりにかかるので、迷ってしまいます。
NIPTについては病院からの案内には記載がありませんでしたが、年齢制限なく、採血のみで全国にある病院で受けられること、トリソミー以外にも染色体の微細な欠失の検査も可能なことは魅力的でした。
ただ結局、出生前診断は先天的な病気の可能性が分かるに過ぎません。
生まれた後に病気になる可能性は計り知れないわけです・・・。
私の出した結論
全てを受け止めて向き合っていける覚悟なんていつまでたってもできないけど
命を授かったからには、いろいろ強くなっていかないといけないのではないかと思い・・・。
予め病気の可能性が分かっていたら十分な対策ができるという考えもありましたが
全ての起こり得る可能性を想定して対策することは不可能なので、結果、出生前診断は受けませんでした。
悩んでいろいろ調べたけど、病院では聞きもせず、聞かれることもなく16週の検診になった感じです。
まとまりなく、すみません。
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